Feathercraft ミーティング in 沖縄

沖縄県 浜比嘉島

2006年10月7日~9日 

 

島には台風の影響か、北東の強風が吹き続けていた。
 細波立つ海面。
 風上を向いていると目が乾いてコンタクトがはがれそうだ。
 こんな状況下で、僕はどこに向かえばいいのか途方にくれていた。


 
 2006年10月6日。沖縄本島東海岸にある浜比嘉島。ここで行われるはずのフェザークラフトオーナーミーズティングの為にやってきたものの、島内の具体的な開催場所まで、どうやって行くのか僕はまったく考えていなかった。
 今回のホスト役、「沖縄カヤックセンター」に連絡すると、内地からやって来るスタッフの皆さんを空港に迎えに行っているため場所も複雑だから到着まで島でぶらぶらしていてくれと言う。
 最初は軽く了解したが、海は風でおおいに荒れ、島内には明後日に迫った選挙の為に、選挙カーが静かな漁村には似つかわしくない大ボリュームで選挙運動をしている。
 正直、居心地が悪かった。
 
 沖縄本島を名護から時計回りにカヤックで移動し、辺戸岬を経て南下、浜比嘉まで行こうと考えていた僕の計画は、例年よりも早い季節風と、カヤックの輸送の遅れによって出発がままならず、台風によってとどめを刺された。
 屋久島から沖縄のツアーを手伝いに来た「サウスアイランド」の畠中さんが本部から入ると言うので、名護で合流したのは僕が沖縄に来てから5日後の事だ。
 畠中さんのお世話になっているテラワークスの諸喜田さんも一緒で、この日は急な話だったので名護に残り、翌日バスでテラワークスのある嘉陽まで向かった。
 そこからカヤックで風に乗って南下しようとしたが、風が強すぎる。 
「こんな日にカヤック乗ったら、遭難しちまうぞ」
 沖縄カヤック界の大御所、諸喜田さんにそう言われると漕ぎ出す気にもなれず、明日からのツアーで本拠地のある宜野湾に行くというのでいっしょに途中まで乗せてもらうことに。
 しかし結局、諸喜田さんの御厚意で浜比嘉島までつれて来てもらった・・・。 
「ここまで来ればいいだろ」
 僕は浜比嘉漁港に下ろされ、半ばヤケクソ気味な諸喜田さんに感謝し、二人の乗ったマツダボンゴは去っていった。
 そして僕は一人、浜比嘉島に着いたという訳である。


 カヤックセンターの艇庫はわかったのだが、誰も居ない。
 今回ミーティングが行われる会場は、沖縄カヤックセンターがやっている「にーぶぃ村」という場所なのだが、そこがさっぱりわからないのだ。
 連絡を入れてからはとにかく島内を探索。風は強く、選挙カーはやたらと往来しているものの、天気はイイのが救いだ。
 島をほぼ一周し、展望台があるようなのでそこに登って頂上にある東屋で日記を書いたり、本を読んだりしていると、怪しげな親父が一人登ってきた。
 島サンダルにボーズ頭、ヒゲ面にサングラス…。怪しい…。
 地元のおっさんかと思っていたら、驚くべき言葉を発してきた…! 
「あかちんじゃ~ん。変なところに居るな」
 あ、あかちん!?
 オヤジはサングラスをはずすと僕の顔を観た。PACEさんだった。
 知床で新谷さんの72回目のEXPEDITIONにいた、あのイタリアンシェフだ。ミーティングに参加するとは思っていたが、まさかこんな辺鄙な展望台でバッタリ会うとは思わなかった。何でもPACEさんは飛行機の値段の関係で前日からすでに、にーぶぃ村に入っていると言う。 これでなんとか村まで行ける。そう思って二人で展望台を降りると、これまた偶然か、にーぶぃ村を管理している外間さんが通りかかり、車に荷物を放り込ませてもらい村まで行く。
 外間さんの牧場に行き、見学。ヤギやらカモやら鶏やら軍鶏やらヨナグニウマやら、とにかく賑やか。PACEさんとカモを追い掛け回して遊ぶ。
 
最近手入れをしたばかりといった感じの展望台で時間を潰す。
この写真を撮った直後にPACEさんとばったり。 

 
「にーぶぃ村」はトイレと温水シャワーがあるだけで、後はハンモックを吊るす柱が数本あるのみだ。だがそこから少し入ると海に出る。この海岸が良かった。
 海食岸の岩が海岸を被うように点在し、外からはわからないようになっている砂浜がある。なんとも海賊的な海旅をやる人間にはワクワクする場所なのだ。
 東京からAFのスタッフたちが来る前に、グンバイヒルガオの被う、浜の一等地にテントをはる。そして張り終わると、ちょうどスタッフ達が到着した所だった。
 久しぶりに会う顔も多かったが、沖縄カヤックセンターの仲村夫妻、フェザークラフト社の社長ダグ・シンプソン氏とテレサ女史。AF社長の赤津氏など、かなり重鎮さん達も御見受ける。
 この晩はみんなで近所の食堂に行って食事をし、軽く飲んで就寝となった。
 サーいよいよ、年に一回のフェザークラフトオーナーのお祭が始まりますよ!

10月7日

 
 この日は一般のお客さんの集合日なので、スタッフはひたすらカヤックを組み立てることに従事していた。
 僕はお客さんなので自分のカヤックを組み立ててしまえばいいだけなのだが、手伝わないまでも野次馬的に他のカヤックの組み立てを観察していた(ウザイ存在だった事だろう…)。
 ダグが組み立てていたK-2は、セーリングシステムが装着された物で、前々からセーリングのシステムを試行錯誤していたのは聞いていたが、今回のものはその完成形だという物だった。
 さすがにこれには仰天した。もはやカヤックではない。
 さっそくダグはテレサさんと共にそいつに乗り込み、颯爽と海に出て行った。おりからの風に乗り、セーリングカヤックは恐ろしいスピードで進んでいく。みんなで腕を組み、「んー、これからはセーリングですなー、そうですな…」などと納得し、呆然とはるか沖に行ってしまったダグ達を見続けていた。
 ダグ達が降りたあと、アキねぇと二人で乗ってみたが、思いのほかアウトリガーが効いており、バランスもいい。グイグイと風を受けて進む感じは、カヤックによる自分で漕いで進む感覚とは違って面白い。いざとなればパドリングもできるし、セール自体を外してカヤックのデッキの上にしまう事も出来る。
 このシステムに関してはそのうちAFのHPにでも出ると思うので、それを参照にしてください。正直、セーリングに関してはよくわからないので…。
 
 午後からは一般のお客さんもチラホラ現れはじめた。
 基本的に暇なので島の海岸線を歩いたり、カサラノやK-2の組み立てを手伝ったりする。
 夕方からは夕飯を獲る為にと、潜りに行く。
 ところが、ここが何もいない。 ひたすら砂と藻場が続き、そしてかなり沖に行ってもスッゴイ浅い。みんながカヤックやサバニで海を進んでいる辺りでも、水深は10mもなかった。
 何度かマクブ(シロクラベラ)を見るが、ヤスでは太刀打ちできない間合いの遠さ…。小さい奴は結構近くまで寄ってくるが、それも当たらず、結局坊主。潜る場所ではなかった…。
 海からあがるとお客さんもだいぶ揃ってきており、ビールでいい感じになっている人もチラホラいた。
 この日はウエルカムパーティー。バーベキューで肉をたらふく食い、ビールをかっ込んだ。どうも「鍋奉行癖」がある僕は、この時もPACEさんと共に肉焼係になり、ひたすら肉を焼いていた。
 恒例のダグのスライドショーも始まる。
 今回はセーリングシステムのフィールドテストで周ったフロリダ・キーウエストまでの旅と、バハマ400㎞の旅の模様。1日の平均移動距離は知れなかったが、かなり面白そう。大西洋の海を見るのも良かった。
 
仲村さんも「海ぬチンボーラ」をやる。
 
 その後は三線も飛び出し、地元ニィニィによる琉球舞踊も披露された。こういう地元の人が古典をやると、非常にかっこいいのである。僕の遊び三味線など出る幕はないのだが、ここで出し惜しみすると、せっかく持って来た三線が、ただのガラクタになるので、途中から僕も参加。無理やり八重山民謡に付き合ってもらうことに。
 月がきれいなので「月ぬ美しゃ」などやってしまう。 とっさの出番に対応できるよう、ちゃんと練習しなきゃ駄目ね。
 色んな所から酒が出てきて、飲むのには困らなかった事もあるし、同じフェザークラフトを使って旅をしている人達、カヤックをやる者同士なので話も弾み、久しぶりに会う笠原さん、大瀬さん、松本さん、ぱぴよんにいたと言うアキねぇなど、話す人にも困らず、遅くまで飲んで就寝した。
 とにかく月がきれいだったな~ぁ。
 

キングタコスのハンバーガー。でかいし美味い。タコライスもすごいよ、ここワ

夜は皆でウエルカムパーティー。ここぞとばかりに肉を喰いまくった・・・!

三線3丁による琉球舞踊。デ、出遅れた…。本物は違うな。
 

10月8日

 

 朝、アキねぇの「御飯できましたよ~」という声でテントから出る。
 この日はみんなで沖にある浮原島(うきばるじま)まで行く予定なのだ。
 午前中、起床してからはみんなもっぱらカヤックにパッキングする事で時間が過ぎていった。共同備品をサバニに積んだり、大量の荷物が入るK-2に入れたりするのを手伝う。
 10時頃、出発。
 潜った時はそうでもないが、白い砂地に青い海は冴える。ミントブルーの海を、帆をかけたサバニ、赤、黄、青など色とりどりのフェザーの舟が行く。
 どこからともなく三線の音が。 サバニの上では演奏会が行われていた。
 かすかに耳をなでる風の音と、沖縄民謡。パドルの水をかく音。
 快、快!

 

 カヤックはいつしかサバニを追い抜き、浮原島のすぐ近くまでやって来た。まだみんな後方にいるので先頭組と共にカヤックから足を放り出し、天を仰いで休憩。気持ちいいんだな~これが。
 サバニが近づいてきた所で、上陸。みんなで協力し、カヤックを潮上帯まで運ぶ。いやーこういう時、チームで来ると楽だと思うな。本当。
 その後、テントを張り、買っておいたパンを食べる。
 みんな思い思いに行動をし始めたのだが、僕の方はどうも体調が悪い。頭も痛い。
 さっそく海に行きたい所なのだが、思いのほか体がダルイので3時くらいまで昼寝をすることにした。
 起きるとすでに、みんな一遊びしたようで、仲村さんは「ハッピーアワー!」と叫んでいる。まいったなー、こりゃ。
 みんながまったりし始めた頃、一人完全武装でカヤックに乗り込み、出漁。自炊組みである僕は、魚を獲らないと夕飯がないのだ!
 どこに行こうか迷ったが、風上側を回って島の裏に行き、その沖でカヤックを泊め、飛び込んでリーフの際を目指した。確実に魚を獲るならリーフエッジまで行けばいいと思っていた。
 ところがここが最悪。昨日と同じく藻場がひたすら続き、やっと藻場が切れたと思ったら、サンゴがほとんど付いていないリーフエッジに着いてしまった。目の前には足元から深く切れ込むブルーウォーター。しかし魚は小さい。尚且つやたらと擦れている。
 回遊魚を探すが、グルクマが数匹現れたのみ。40㎝位のタマンの群れを捉えるが、ちっとも寄ってくれない。ボーズになる気配、ムンムンだ。
 途中、ジェミニに乗った東村さんと大瀬さんに会うが、構わず獲物探し続行。
 2時間潜ってやっとクサムルーをなんとかゲットし、カヤックに戻ろうとした時、事件は起こった。
 
 無いのだ。

 カヤックが・・・!

 「はぇ?」
 海底から海面に延びるロープ。しかしその先にカヤックが付いていない。血の気がものすごい勢いでひいていった。
 「ヤバイやバイやバイ…!!!」
 フィンキックで上体を上げ、周りを見渡すがカヤックは漂流していない。風上側にカヤックを泊めたので沖に流されたとは思えないので、急いで泳ぎ、島に上陸する。
 島に到着し、高台に上がり、カヤックを泊めた場所から風下側の沿岸を舐めるように探すも、カヤックは見当たらない。
 これでもう八重山行きは終わりか…。いや、今後の遠征も考えないといけない…。そういえば財布もカヤックの中だったような…。
 色々な不安が頭の中を見え隠れしていた物の、心のどこかでは落ち着いていた。
 案の定、カヤックは僕が上陸した浜の真中辺りに打ちあがっているのを、上陸してから10分後に発見できた。パドルもしっかりコクピットに入っている。安堵。
 後で聞いた話では、大瀬さんと東村さんが来た時、僕のカヤックに舫って潜っていたらしい。風で波は強かったので、そのショックで外れ易くなってしまっていたのだろう。しかしちゃんと舫結びで結んでおけばこんな事にならなかったわけで、何事も適当に済ましてしまうのは良くないなという事だ。一つ良かった判断は、島の風上を選んだ事だ。風下だったら流されていたな…完全に。
 冷や冷やしながらも、夕闇迫る海岸に戻る。
 「どうだ?何か獲れたか?」
 周りの期待とは裏腹に、獲物は30cmほどのマトフエフキ一匹。僕としては不甲斐ない結果だったが、周りは「すごーい!」という反応。なるほど、これが一般の方達の魚を突いて獲ったという事に対する反応なのか…。
 とにかく、刺身にできる魚が獲れなかったのは、無念だ。
 マトフエフキ(クサムルー)は、鱗と内蔵、鰓を取り、炭火で焼かれた。
 醤油で食べたかったが、PACEさんのゴリ押しで「これかけて食うと美味いぞ!」と、パスタソースがかけられ、食べる事に。これが悔しい事にかなり美味かった…。
 
 この日の夜はみんなで綱引き大会、相撲(ほとんど大瀬さんとの乱取大会だったが…)などが月明かりの下、サラサラとした砂の上で行われた。綱引きなど皆マジで何回もチームを分けて行うので、かなり白熱した。
 その後、ヤシガニ捜索。 浮原島は自衛隊の訓練地なので人が住んでいない。島の真ん中は砂漠のように砂地になっており、所々、木々が生い茂っているという不思議な環境だ。それが月明りに照らされて、なんとも幻想的な雰囲気を出している。ウサギがいっぱいいるという事を除けば、新城島に似ていなくもない。
 最初は一人で探索。アダンの林の中で何とか500gほどの奴を一匹ゲット。ちょうど仲村さんとアキねぇもやって来て、「さすがぱぴよんにいただけあるねぇ」と、お褒めの言葉。ヤシガニ探しはずいぶんやったからな~。
 結局この夜、獲れたヤシガニはこの一匹だけ。足を結わいて木にぶら下げておいたが、翌日には脱走されていた。まぁ小さかったからいいんじゃない?
 ヤシガニ捕りから帰ってくると、みんなで砂風呂をしていた。ヒンヤリとした砂が気持ちよさそうだが、砂を盛る方は容赦ない。お約束の下ネタを良い年した兄ちゃん達が楽しんでいるのは、和やかだ。
 深夜、あまりにも月がきれいなのが勿体なく、一人三線を取り出して数曲やってから、テントにもぐりこんだ。
 大瀬さんは砂に入ったまま眠っていた。
 

 

10月9日

 
 テントをかなりはじっこに張っていた為か、かなり寝込んでしまった。昨日と同じくアキねぇの「御飯できましたよ~」という声でテントから出る。
 この日は撤収日だ。
 朝食を食べると、皆で荷物をまとめ、早々にパッキングをしていく。
 自分のパッキングが終わって時間ができたので、目の前のビーチから海に入る。
 右正面に小型定置網の跡があって、そこに結構魚がいると聞いていたので行って見ると、確かに根が点在していて、そのオーバーハングの下に結構な大きさの魚がいる。僕はここではシュノーケルのツアーのお客さんがいたので、餌付けされていると思い昨日は行かなかったのだ。
 目の前には明らかに50㎝を超えるくらいのアカジンがいる。かなり近い。カメラがあったら良い写真が撮れたことだろう。もちろんヤスがあれば、十分打ち込める距離だ。だがシュノーケルツアーのマスコットを如何こうするのも可愛そうな話だ。
 良い物見たな~という気分で陸に上がると、ちょうど皆、出発する所だった。
 あとであまりにも魚が寄るので仲村さんに「あそこは餌付けされているんですよね?」と聞くと、「いいえ?」と、返事が返ってきた。 
「え?けっこう大きなアカジン見たんですけど!」
「あ…、それは突くべきでした!」
 何という事だ…。せっかくリーフエッジまで行って、カヤック漂流させてまでして魚突きに行ったのに、こんな近場にこんな高級な大物がいたなんて…!あれさえ獲っていれば、今頃俺はこのイベントのヒーローと化していたかもしれないと言うのに…!妄想は広がる。ポイント選びは重要だ。
 
 来た時と同じ、10時頃に出発。
 北東風が強いものの、日差しは強く、笠原さん達を乗せたセーリングカヤックと仲村さん達のサバニは帆に風を受けてどんどん進んでいく。来る時、先頭集団といっしょに来たので、今回はシンガリで行く事にした。
 浜比嘉島と浮原島はカヤックでちょうど1時間ほどの距離。遠くもなく、近すぎる事もなく、外海にも出ないので初心者にも程よい島渡りの醍醐味が楽しめる。

 

 

 にーぶぃ島に戻ると、皆カヤックから荷物を出し、乾きはじめたカヤックを早くも分解し、パッキングする流れになってきた。
 ゆーパックや宅急便で送る人はカヤックを預けていたが、僕はこれから八重山諸島に行かなければならず、その荷物の量は膨大。昨年の「BAJAUTRIP2005」と同じスタイルで今日の夜に那覇新港から出るフェリーに乗らなければならない。
 昼ごはんは初日にも食べた「キングタコス」の馬鹿でかいハンバーガーと、チキンバラバラ。ドリンクはドクターペッパーと、ジャンクなフードを頬張る。
 最後は恒例のプレゼントとダグからの挨拶。毎度、この時英語をしゃべれないのが辛い。僕はスピアフィッシングのジャパンカップ2005のTシャツを着て、魚突きに行っていたのでダグからはスピアフィッシャーマンと呼ばれていた。んー…複雑。まぁ、カヤッカーなのは前提だからいいのかな。
 2泊3日、僕の場合3泊4日のオーナーミーティングはこうして終わった。
 仲村夫妻の分乗する車2台にそれぞれ乗り込み、那覇のモノレール「おもろまち駅」まで送ってもらって解散となった。
 沖縄カヤックセンターも17日から「秋のロング、八重山諸島アイランドホッピング」が企画されており、また八重山の島で会いましょうと仲村さん達と別れ、タクシーに乗って僕は那覇新港に向かったのだった。
 
僕の全装備を持つアキねぇ。女の人では初めて持ちきれたんじゃないか?

ゲイバーに迷い込んだかわいいボク…ではなく、大瀬さんと松本さんと。

 
 お世話になったAFのスタッフの皆様、沖縄カヤックセンターの仲村夫妻、アキねぇ、知床以来の再会したPACEさん、色々とありがとうございました。
 僕がスタッフの人達と顔見知りだったという事もありますが、フェザークラフトの集まりでは同じカヤッカーとは言え、目的としてのカヤックではなく手段としてカヤックを使って旅をするスタイルの人が多く、話が非常に合いました。
 あまり話が出来なかったユーザーの方々とも、また海で会えるといいなぁ。
 フェザークラフト、高級品で手を出しにくいカヤックというイメージがあるものの、その性能、使用する人達のスタイル、遊び方を考えると、やはり最高のブランドだと思います。社長のダグ・シンプソンが興味ありげにサバニに乗ったり、さり気なくシュノーケリングに行ってたり、数々の遠征をしているスライドなどを見ると、色々な事を実際にやり自分が本当に欲しい道具を作るという、物造りの職人の気質も感じました。今回のセーリングシステムにしても然り。これを見て、色んな人に、色んな使い道が浮かんでいる事でしょう…!僕もその一人です。
 ナケナシの金で買った、フェザークラフト。
 この優秀な性能を持ち、これからも進化し続けそうな舟を使っている以上、僕も道具に負けないようなカヤッキングをやっていきたいねぇ~
 

INFORMATION

 http://www.feathercraft.jp/fs/fs-top.htm
■A&F Feathercraft Shop The Feathercraftsman  笠原清孝

 http://granstream.jp/
■A&F Feathercraft Shop グランストリーム  大瀬志郎

 http://www.southernworks.com/
■SOUTHERN WORKS  松本哲也

 http://www.qajaqcentre.com/
■沖縄カヤックセンター  仲村忠明

 http://www.feathercraft.jp/
■Feathercraft日本語版

 http://www.aandf.co.jp/
■A&FCORPORATION