西表島水路誌
ファルトボートで西表島に来られる方へ
西表島のあこがれの土地、鹿川
◎サービス内容
Ⅰ:ファルトボートの受け取り
以前は一般の方にもファルトボートを送られてくる場合、荷受けを行っていましたが漕ぎに行くフィールドから離れていることが多く、ツアーで対応が遅れる場合も多かったので荷受け役はお断りしています。西表島の場合、宿泊する施設に直接送ったほうがいいと思います。
ただ、当店のツアーに参加する方に限っては荷受けしますのでご了承ください。
- ◆お送り先
- 〒907-1433 沖縄県八重山郡竹富町字南風見仲36-8
- バジャウトリップ西表フィールドサービス
- 赤塚 義之
Ⅱ:西表島を漕ぐうえでのローカルルール説明
西表島は多くのカヌー・カヤック・ネイチャーガイドなどの業者がおり、一般の島の方とのトラブルを避けるために業者内でローカルルールが決まっている場所があります。
自艇で出艇する際に、無意味なトラブル、言いがかりを受けるのを避けるためにも情報提供をしたいと思います。
Ⅲ:ファルトボート用ワンウェイツアーの開催
通常のツアーに自艇で参加していただくのはもちろん、フェザークラフトでのツアーを年に何回か開催しています。
スペシャルツアーをご覧になってください。
ツアー料金
ファルトボート持参の場合、以下の割引対象になります
フジタカヌーで参加される方もいます
インフレータブルのエアロナットでも参加されています
さすがにツアーには参加できませんがインフレータブルのSUPも島で遊ぶには良いですよ
◎カヤックを送る際の注意点
西表島にカヤックを送る場合、ゆうパック、ヤマト運輸の2社が対応してくれます。
ゆうパックは30㎏まで、ヤマト運輸は「宅急便」では25㎏まで、「ヤマト便」では一つ30kgまでの荷物を複数送ることができます。
2017年にヤマト便が一つの荷物の重さを30kgまでと制限したので、料金を考えるとゆうパックの方がかなり安くなっています。
ヤマト運輸>>
ゆうパックの注意点
ゆうパックは30㎏と荷物重量制限が大きく、全国どこにでもある郵便局から送れるので便利です。
(※2017年に規定が変わり、ゆうパックも基本25kgまでで、追加料金を払うことで30kgまでとなっています※)
ただし、カヤックを送る際にキャンプ道具なども一緒にバックに入れて送る方は宛名用紙にしっかりと内容物を細かく書く必要があります。漠然と「カヤック、キャンプ用具」と書くと船便にまわされて到着が遅くなるか、場合によっては戻ってきたりします。これはキャンプ道具の中に電池入りのライトやガスカートリッジが含まれていると思われるからです。
危険物を入れないのはもちろん、しっかりと記載する必要があります。通常なら2~3日で到着。船便にまわされると一週間から10日かかります。
また、ゆうパックは西表島からだと郵便局から送ることになりますが土曜日の午後、日曜日、祭日は休みなので要注意!
ヤマト運輸の注意点
クロネコヤマトの宅急便で有名なヤマト運輸ですが、西表島には営業所がなく、契約店が代理宅配を行っています。そのため、営業所留めができません。
そのため、ヤマト便で西表から自宅に送り返す際、保険をかけることができないのでご了承ください。
ゆうパック同様、航空便になる宅急便は荷物内容の詳細な記述が必要です。ただ、船便になるヤマト便はけっこう大まかな記載でも受け付けてくれます。
宅急便の場合、2~3日。ヤマト便の場合一週間から10日ほど届くまでに時間がかかります。
ツアーに参加するならば、2週間前には送る方がいいと思います。
◎西表島をはじめとする八重山諸島を漕ぐうえでの諸注意
もちろん海図、地形図はお持ちですよね?
西表島は大原港、大富港、船浦港、上原港、祖納港、白浜港、船浮港にスロープがあり、カヤックの上げ下ろしが容易です。その他にもトゥドゥマリ(月ヶ浜)などのビーチや、満潮時ならば多くの天然海岸でカヤックが上げ下せます。
しかし大原港、上原港は高速船が出入りし、その他の港も漁船やダイビング船の発着が頻繁にあるので、エントリー、エキジットともに細心の注意を払ってください。とくに祖納港はカヤックの出艇は控えた方が良い場所の一つです。
石垣~西表を走る定期高速船は時速60㎞と通常の船舶とは考えられないスピードで走ります。あっという間に近づいてきますので航路を横切る時などは視界に船がいないことを確認してからが良いでしょう。
また、船浮のスロープは恐ろしく滑るのであまり使用しないことをお勧めします。
各港のスロープは多くの島民も利用するので、荷物を広げてあまり無意味な場所の占拠は避けてください。とくにカヤックをばらして乾かす時などは地元の人に声をかけて場所を聞いた方が良いでしょう。
②
西表島のほとんどの沿岸はサンゴ礁に囲まれていて、リーフの中は干満の影響を大きく受けます。満潮の時はそれほど問題ないのですが、干潮時は海が干上がったり浅瀬になり、カヤックの航行すら難しくなります。潮汐の時間を事前に把握しておくことが必須です。
内離島と西表島の間、白浜~船浮間の航路は大潮の干潮時はとても狭くなり一般船舶も通過が困難な場所です。カヤックで定期船やダイビング船などの航路をふさぐような行為はくれぐれも気を付けてください。干潮時に風が強く進路を保つのが難しい時などはカヤックを降りて干潟を牽引した方が安全です。
また、遠浅の海域を漕ぐことでサンゴや貝殻などで船底をだいぶ痛めることが多いと思います。リペア用の予備船体布や、ダクトテープなどのリペアキットの携帯を必ずしてください。
③
西表島大原の沖にある新城島の上地はキャンプに適した浜が点在しますがここはキャンプ禁止、もし島民に見つかると激烈に怒られます。
上原の沖、鳩パナリ島も民間地なので上陸は控えた方がいいでしょう。ここは5~7月はアジサシが営巣するのでこの時期は近づくことも控えたほうが良いです。
④
白浜港は西表島南西海岸に行くための玄関口にあたるので自艇を持参して漕ぎに来る方もたくさん見られる場所ですが、カヤック業者の利用できる駐車スペースも決まっています。一般の方にはすべて当てはまらないとは思いますが、白浜から出艇してカヤックを楽しむ方は住民の方に駐車場所を聞くか、近くにいるカヤックガイドに訊ねておくことをお勧めします。
その他、色々と情報がありますので事前に漕ぐコースを教えていただければその中での注意点を指摘できると思います。お気軽にお問い合わせください。